三重県は、かぶせ茶生産で日本一の生産地です
伊勢茶は、全国で3番目の生産量のある、一大産地です
お茶と、茶器はつき物ですが、三重県には、四日市の万古焼をはじめ伊賀焼きなどさまざまな茶器があります
気に入った茶器でお茶を楽しんでください
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4月中旬になると水沢(すいざわ)は茶摘みを目前として、なにかと気ぜわしくなります。。
すいざわ特産のかぶせ茶の準備がはじまります。
かぶせ茶にするためには、収穫する3週間から1週間前になると茶園の上に黒い覆いを懸けるのです。
ちょうど5月のゴールデンウイークのころの水沢(すいざわ)の茶園は、黒い覆いでうめつくされています。
覆いをして生産されたお茶は、おおい茶と総称されており、抹茶、玉露、かぶせ茶などが含まれています。
水沢(すいざわ)は、かぶせ茶生産で日本一の産地です。 |
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三重県北勢地域 水沢(すいざわ)でなぜかぶせ茶づくりが盛んになったのでしょう。
かぶせ茶のお話をするには、どうしても抹茶、玉露について知る必要があります。
抹茶は、茶園に覆いをした茶葉を蒸して乾燥させものを粉末にしたものです。
この抹茶の原料を、江戸時代に、山本嘉兵衛が煎茶と同じように「ほいろ」揉んだものを、「玉の露」という名で販売したのが、玉露の始まりだと言われています。
水沢(すいざわ)のかぶせ茶は、戦後煎茶や玉露の消費量が増大するに従い急速に面積を拡大しました。
古くは、わらの先を結わえて広げてかける「わらかけ」や、薦を茶園に直接かける「こものくらかけ」などがおこなわれていましたが、化学繊維で黒色の「カンレイ紗」をかける方法に変わってきました。
またかぶせる方法も上級な玉露原料としての「棚式」、茶園に弓形の細いポールを張りその上にかける「トンネル式」、茶園に直接かける「直がけ式」など用途に応じて様々に工夫されています。 |
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収穫する前に覆いをかけて遮光することによって茶葉の成分が変化することを利用した伝統的な栽培法です。
お茶の葉には、テアニンと呼ばれる茶類だけに含まれる特殊なアミノ酸があります。
これは、グルタミン酸によく似た成分で旨味があります。
このテアニンは、根で作られてから葉に運ばれます。そして葉で光を受けて光合成され、カテキンなどに変化します。
カテキンは渋み成分ですから、光合成を抑制すれば渋みを抑えた旨味のあるお茶にすることができるのです。
と言う事は、何かで覆いをして光を遮ってやれば旨味のあるお茶ができるのです。
又、光を遮ると葉が柔らかくなり、緑色が鮮やかになります。ですからかぶせ茶は緑が濃くて旨味があるのです。
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では、どうしたらかぶせ茶の旨味をいかしたお茶を煎れる事ができるのか、極意をお教えいたしましょう。
熱めのお湯で煎れると渋みのタンニンがたくさん溶けだしますから、少し渋くてさっぱり味のお茶になります。ぬるめのお湯で煎れると、渋味成分のタンニンは少なく旨味成分のテアニンが活きてきます。かぶせ茶の良さを確かめるには、やはり少し冷ましたお湯を使いましょう。日本茶に熱湯は禁物です、余裕をもって楽しみましょう。
おいしく飲むために かぶせ茶に熱湯は禁物!
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ぬるめのお湯でおいしいのなら、いっそのこと水で淹れればおいしいのではないか。
私たちは、そのように考えました。
そこで、水で淹れたらびっくり!
なんとも旨みが活きたお茶ができました。
それが、SUI-CHAです。 |
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