茶の歴史は古く、伝説によると平安時代に中国に渡った僧侶(空海)により当地に茶が伝えられたといわれています。
その後、室町時代になると水沢町本郷に光明寺が建てられ、その寺の薬草茶園として栽培されたお茶が現在市史跡「冠山茶の木原」と考えられています。
産業としての茶業のはじまりは、江戸時代の終わりの頃、常願寺の住職、中川教宏(なかがわきょうこう)の薦めで発展しました。
明治になると、お茶は、アメリカに沢山輸出され、それにともない「すいざわ」の茶の生産も盛んになりました。
現在では、四日市市の茶園面積は870ha、そのうちすいざわで500haが栽培され、約2,000tの荒茶が出荷されています。
鈴鹿市の茶園面積は約894haで県内1位を誇ります。
亀山市の茶園面積は136haあります。
亀山は煎茶の産地として良質な伊勢茶を生産しています。
特に「かぶせ茶」は四日市市、鈴鹿市、亀山市を合わせた鈴鹿山麓地域の生産量が全国1位で香り高く上品なお茶として特産品となっております。
|